法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

モリナガ・ヨウの土木現場に行ってみた!(その2)

 前回紹介した新宿駅南口の取材の10日後にJR中央線高架化工事の取材に行きました。取材場所は,武蔵小金井駅周辺としたので,武蔵小金井駅南口で待ち合わせとしました。モリナガさんのお家の近くであり,小金井キャンパスの隣の駅なので,二人とも勝手知ったる場所での取材となりました。今回案内していただいたのは,JRの担当の方とここの工区の工事を担当している建設会社の方で,その中にコンクリート研究室の卒業生のOさんもいらっしゃいました。以前,学部3年生を連れて現場見学を行った際にもお世話になった方でした。

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高架化前の武蔵小金井駅南口

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北口への歩道橋が途中に剪断されている

 JRの現場事務所で簡単に打合せした後,前回と同様にヘルメットとトラチョッキを着て駅の横を南北に通っている小金井街道脇のゲートから現場内に入りました。この場所,以前は開かずの踏切で有名だった場所で,朝のラッシュ時ですと,20分以上開かないことがありました。私が独身の時は小平の独身寮(今はありません)に住んでいて,勤務先の調布の研究所に向かう時,寮の前のバス停から武蔵小金井行のバスに乗り,武蔵小金井の駅の北口でバスを降りて南口まで行き,府中行のバスに乗って府中駅まで行って京王線で最寄り駅の飛田給まで行っていました。その時,朝はいつも踏切が閉まっていて,僅かに踏切が開くのを待って急いで,南口に渡っていました(すぐに同僚の車に便乗させてもらうようになり,近くの貫井トンネルを通って,中央線の下を通過していたのですが,そこにたどり着くまでの裏道に次ぐ裏道,誰がどのようにしてルートを見つけたのかと思うくらいのものでした(当然ナビもないので,先輩たちが試行錯誤を繰り返して見つけたルートだと思います))。

 ゲートをくぐって,しばらく出来立ての高架橋の下を歩き,その後高架橋の上に上がりました。土木の工事はほとんど終わっていて,枕木の設置や線路の敷設,信号関係の配線工事が行われていました。線路と枕木がクリップ式で固定されているのに驚いたり(犬釘での固定でないのを二人で感心していました),砕石を敷かないで,線路下に振動,吸音のためのゴムが敷設されているのに驚いたりしていました。

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取材した現場風景

 モリナガさんは,それまでトンパックを御存知なかったようで,資材などを入れてクレーンで吊っている姿やトンパックがずらりと並んでいる姿にいたく感動されていました。また,タワークレーンを身近で見られたことにも感動されていました。

 何か二人でワイワイはしゃぎながらの取材で,これからの取材も面白くなりそうな予感がしました。

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線路がクリップ止めされている!

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高架橋には,一部高流動コンクリートが用いられている