法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

Aux Merveilleux de Fred

 昨日,学外での委員会があり,予定よりも早く終了したので,大学に戻ろうかと思ったのですが,滞在時間がそれほどなさそう(1時間程度)だったので,そのまま帰宅することにしました。委員会が開催された場所が茅場町だったので,東西線神楽坂駅まで行きました。神楽坂方面の出口を出てすぐのところに,オー・メルベイユ・ドゥ・フレッド(Aux Merveilleux de Fred)というメレンゲ菓子のお店があります。今年の6月くらいに日本に出店したお店で,本店はフランスにあります。パリにも6店舗くらいだったかあったと思います。モンデェ通りからサンジェルマン大通りに出る途中に警察署があるのですが,その向かいくらいにもこのお店がありました。私自身そんなに甘いものを食べる習慣がないので,パリに滞在中気にもせず通り過ぎていたのですが,先日妻から“今度市ヶ谷行く時があったら,お店に寄ってメルベイユ買ってきて”と言われました。

 お店の場所を調べたら東西線神楽坂駅の近くとなっていました。飯田橋近くの神楽坂でしたら,歩いても15分ほどなので大したことないのですが,神楽坂駅は矢来町の方なので,市ヶ谷田町からですと30分近く歩くことになります。さすがにこの暑い時期にわざわざそれだけのために行くのもためらわれていました。そこに,委員会が茅場町で,しかも予定より早く終わったので,これは行くしかないと思い,茅場町から地下鉄東西線に乗りました。15分ほどで神楽坂駅に着き,目指すお店に行きました。出口を出て60mくらいで,しかも通り沿いにあるのですぐにわかりました。正面のガラス窓に,パンがいろいろ並んでいました。妻がこの店を知ったのは,某アイドルグループの冠番組で紹介されたのを妻と娘が観て,是非食べてみたいということになったようです。

 私の家では,よくミッションがあります。神楽坂で飲み会があるというとペコちゃん焼きと神楽坂五十番で肉まん買ってきてだとか,沖縄に出張に行くというと,アグー豚やマンゴーを買ってきてほしいなどと言われます。海外出張の時は,大体何点か購入リストを渡されて,必死に店探しをしたりします。同行している社会人ドクターや大学院生も巻き込んでの買い物ツアーを1日(多い時は2~3日)かけて行うのもざらです。

 さて,今回のミッションとなったお店ですが,冒頭に書いたようにメレンゲでできたお菓子が有名なようです。レ・メルベイユという店名にもなっているお菓子で,ホイップクリームメレンゲに入れたフランスの伝統菓子だそうで,口に入れるとすぐに消えてなくなるような感じで,軽くておいしいと評判のお菓子だそうです。お店に行ったときは,お客さんがいなかった(2階が喫茶になっていて,そこで1階のお菓子やパンが食べられるようになっています。そこには何人かお客さんがいたようです)のですが,何を買ったらよいかよくわからなかったので,6種類あるレ・メルベイユを2個ずつ全部購入しました(妻と娘の分)。パンの棚には,いろいろお総菜パンやレ・クラミックというブリオッシュの一種,クロワッサンなどが並んでいました。私は,レ・メルベイユの他にクロワッサンを3個購入しました。フランスのパン屋では,バゲットがその店の看板商品ですが,クロワッサンのおいしい店は,どのパンもおいしいというのを以前聞いたことがあります。寿司屋でおいしい寿司を食べたかったら,玉(卵焼き)のおいしい店に行きなさいというのと同じだと思っています。

 メレンゲのお菓子なので,この時期すぐに溶けてしまうだろうと思い,購入した後は急ぎ帰宅しました。妻も娘もレ・メルベイユが食べられて大満足だったようです。私も少しだけお相伴に預かりましたが,口の中に入れた瞬間に溶けてしまい,甘さも控えめなので,これは女性に人気が出るのも頷けました。

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レ・メルベイユ

 今朝は,昨日購入したクロワッサンを早速いただきました。軽くて,脂っこくないとても上品な味でした。おいしいクロワッサンを出すこの店,日本でも繁盛するだろうなと思いました。女性の方は,一度騙されたと思ってレ・メルベイユ食べてみてください。結構,癖になるかもしれません。私は,ふと昔食べた備前屋(愛知県岡崎市にあるお店)のあわ雪というお菓子を思い出しました。