法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

この橋の向こう(新入社員編)

 少し間が開きましたが,真理子の社会人としてスタートを切るところからあらためて始めたいと思います。3月に無事大学の修士課程を修了し,子供のころからの夢だった建設会社にいよいよ務めることになります。高校卒業後東京の大学へ進学したので,親元を離れて早6年の月日が過ぎていることに真理子はあらためて感慨深いものを感じています(入学から大学での生活,研究室での出来事,初めての海外出張等の回想シーンをここで入れたいと思います)。4月から暫くの間(新人研修期間中),東京の会社の寮住まいとなるので,その準備などで慌ただしい毎日を過ごすシーンや地元に帰って僅かな時間ながら家族団らんで過ごすシーンを入れたいと思います。

 4月1日に, 建設会社の本社大会議室で入社式が行われました。社長からの訓示を受けた後,新入社員代表として真理子が挨拶(社長の訓示に対する答辞)をします(新入社員の中で成績トップということです)。自信に満ちた真理子の姿をここでみせたいと思っています。入社式の後,研修所に移動し,研修期間中のグループ分けの発表がありました。新入社員研修は,職種(事務職,一般職を除く土木・建築・電気・営業・開発などの会社組織の中の全部署)に関係なく行われ,したがってグループも同じ分野ではなく,文系・理系に関係なく振り分けられました。真理子たちのグループは,土木1名(真理子)・建築が3名,設備・電気系が1名,営業・開発から各1名の7名ででした。女子は土木,建築,電気の3名という設定で行きたいと思います。

 最初の7日間は研修所内で各部署の長(ほぼ役員)からの講話や会社の変遷,事業内容などの話が一日中続き,新入社員たちは,寝ないようにするので必死な状況というシーンを撮りたいと思います(ほとんど苦行のような様相での新入社員の顔を見ると,多くの社会人の観客の人たちはきっと昔の自分を思い出してニヤリと笑っているのではないかと思います)。グループの指導役(入社5,6年の先輩社員)から,居眠りしている新入社員を小突いて目を覚まさせている中で,真理子は一人背筋を伸ばしてずっとその講話を聴いている姿を撮りたいと思います。研修所での日課は,朝6時に研修所内に社歌が大音響で流れ,皆それで起こされ,その後研修所の周りをジョギングし(へばって途中で倒れ込む新入社員が続々出る様子を撮りたいと思います),その後ラジオ体操(建設現場での日課)を行った後,朝食を食べて8時から研修が開始され,12時~13時の昼食と休憩を挟んで,17時まで研修が行われ,入浴時間があって,19時から夕食,20時30分から1時間ほどグループミーティング(毎日違う課題が渡されてグループ内でディスカッションし,それをまとめる)があって,22時には就寝というなかなかハードな毎日を送るという設定にしたいと思います。私の新入社員研修が代々木にある青少年センター(1964年の東京オリンピックの選手村だった一部)でこんな感じの研修が約2週間ありました。

 7日間の研修所内での研修が終わると,今度は富士にある職業訓練センターまでバス移動し,そこで実技訓練を約2週間受けることになります。鉄筋や型枠の組み立て,安全教育,測量実習など大学ではほとんど教えていないような実技訓練を行うのですが,真理子はどれも率先して行い,グループ内の他のメンバーがそれを見て引くというシーンを撮りたいと思います。実技研修の後,各グループに同じ材料(主に木材)を渡されて,3日間で犬小屋の製作を行うという修了課題が出されました。

 この続きの修了課題とその結果については次回書きたいと思います。