親バカ青春白書
今年の4月期からのテレビドラマは軒並みコロナ禍で放送開始が大幅に遅れたり，途中で中断したりでしたが，私的に今期のドラマは何時になく面白いものが多いと思っています。そのため，どんどん録画したものが増えてしまってなかなか消化できていないのが現状です。おまけに，春学期のオンライン授業で，これまで以上に講義資料作成やテストの作成など手間がかかっていて，そちらにも時間がかなり取られているのも事実です。この間，このあたりの愚痴は書きましたので，今回は今期面白かった番組の所感を書こうかと思います（各番組もそろそろ最終回を迎える時期でもありますので）。
本来ならば，日曜日からの番組を紹介していくのが筋でしょうが，仕事の始まりを意識して，月曜から書いていきます。
月曜日は，“Suits Season2”を欠かさず観ています。元々はアメリカのテレビドラマですが，何となくHERO（2001年1月～放映，木村拓哉主演のドラマ）のテェイストを感じて，ついつい観てしまっています。新木優子さんや中村アンさんなどカッコよいキャリアウーマンの姿（時々ボケるところがあったりするのも好きなのかもしれません）を観るのを楽しみです。また，Season1では今田美桜さんが結構気になっていて（いつもか書いているように，この人も目力とオーラを醸し出しています。映画”君は月夜に光り輝く（2019年3月公開，監督：月川翔（君の膵臓を食べたいの監督），出演：永野芽郁，北村匠海，長谷川京子，及川光博，今田美桜他）で，卓也（北村匠海）に好意を寄せるバイト先（メイドカフェ）の女の子で，不思議な存在なのですが，妙に気にかかる感じの子で覚えていました，），親バカ青春白書（半沢直樹にも出演しています）にも出演しています（後で書きます）。Season2では森七菜が上杉の娘として出演していて（もっと出番あると思ったのですが，最初だけでした。残念です），そちらも気になって観ていました。毎回，最後はすっきりした終わり方（全部じゃないかもしれませんが，自分なりにすっきりします）なのも魅力なのかもしれません。Season3も期待したいと思っています。
火曜日は，“私の家政夫ナギサさん”です。多部ちゃんのファンであること（昔，娘の受験の付き添い（どうして付き添いがいるのかわからなかったのですが，妻から付いていってもらいたいといわれ，親バカで付いていきました）で東京女子大まで行ったのですが，つい娘に“ここにいたら，多部ちゃんに会えるかもしれない”と口を滑らせてしまい，ドン引きされたことがあります），ドラマ自体も面白そうだったという理由で見始めました（つまらないというか，フィーリングが合わないと2回目以降観ません）。ドラマは，凄く面白くて最後まで一気に観たという感じがします。設定自体も面白いですが，大森南朋さんと多部ちゃんの掛け合いがとても面白かったのが主な要因だと思っています。
水曜日は特になく，木曜日はやはり“アンサングシンデレラ”です。今期一番観たいと思っていたドラマで，毎回涙腺崩壊状態ですが，時々石原さとみさん演じる薬剤師はそこまで出しゃばらないだろう，看護師どこ行ったんかと思えるところが散見されて，設定にちょっと無理があるかなと思ったりしています。でも，今期２番目に面白いドラマ（最初は断然イチオシだったのですが）ではあります。
金曜日は，”MIU404”でしょう。野木さんの脚本（アンナチュラルや逃げ恥の脚本家）で，綾野剛さん，星野源さんがＷ主演であれば，面白くないはずがありません。現代のアンダーな部分がきっちり描かれている点はさすが野木さんといったところでしょうか。まだ最終回観ていないので，今晩観たいと思っています。
土曜日は，“妖怪シェアハウス”です。小芝風花さんが主演で，ドラマの内容自体はそれほどでもないのですが，毎回の小芝さんの不幸女にしようとする無茶ブリ加減が結構面白くてこちらもついつい観てしまっています。
日曜日は，半沢直樹といいたいところですが，私はSeason1も観ていませんし，Season2ももちろん観ていません。皆さん面白いということですが，どうも池井戸潤さんの小説があまり好きではないというのもあるかもしれません。日曜の夜は“親バカ青春白書”がイチオシです。ムロツヨシさんの怪演ぶりが絶好調であるだけでなく，女優陣（永野さん，今田さん，小野さん）のそれぞれ個性ある演技もとても惹かれます。大学の教員をしていて，教授の立場というよりもムロさんの立ち位置に自分を置いて観ているよう気がします。だから，凄くハマってしまったのかもしれません。今期私のイチオシはこの“親バカ青春白書”となりました。今回紹介したドラマはどれも観ていて面白いものばかりです。今の世の中，何となく暗い感じというか，モヤモヤした感じがしているので，ドラマ観て気分爽快になりたいと思っているのかもしれません。そういう点では，はっちゃけてる“親バカ青春白書”が一番気分爽快になるドラマなのかもしれません。もうすぐ終わってしまうのが残念でなりません。
