法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

パリでの生活(その24)

 2018年6月29日の金曜日,パリに来て早1ヶ月が過ぎようとしています。最初の2週間くらいは生活のリズムが掴めず,体調を崩したりしましたが,ここ1週間くらいはようやく日々の生活パターンができてきて,一番心配していた食事も何とか熟せるようになってきました。本日は金曜日ということで,今日1日行けば,週末パリの街歩き(別に毎日IFSTTARに行く必要はないのですが,生活パターンをある程度ルーチンにしたいので,月曜日~金曜日まではIFSTTARに行くことにしています。お昼の心配をしなくてもよいというのもあります)をしようと色々プランを考えていました。いつも通り5時30分過ぎに起きて朝食の準備,朝食を食べて7時過ぎにアパルトメントを出て,8時過ぎにはIFSTTARに着きました。

 メールのチェックをしていると,昨日のトレンティー氏の誕生日パーティーの時にToutlemonde氏にDEF関連の最新の研究内容が記載されている論文が欲しいとお願いしたところ,Toutlemonde氏から10編以上の論文を送ってきてくれました。また,Toutlemonde氏から,定期的にミーティングをしたいので,次回の日程の連絡(私の方は特に予定がないので,Toutlemonde氏の予定に合わせる形です)も併せて送ってくれていました。どんな内容の論文を送ってきてくれたのか確認していると,向かいの机からレバノン人が声をかけてきて,今日はメキシコからきている研究員の最後の出勤日(6月末までということ)なので,下の談話室に一緒に来て欲しいと言われました。メキシコからきている研究員(名前を忘れてしまいました)は,娘さんが日本にいて(日本の男性と結婚している),現在横浜に住んでいるとのことで,私がIFSTTARにきてからちょくちょく声をかけてくれました。ただし,彼はフランス語とスペイン語しか話せず(英語は本当に片言),ほとんど会話らしい会話にならないのですが,いろいろ写真を見せてくれました(娘さんやお孫さんたちが遊びに行った先の写真など)。奥さんも一緒に来られていて,手作りのケーキ等を頂きました。他の研究員たちからいろいろ餞別の品物を受け取ったりしていました。結局これで午前中が終わってしまいました。

 12時前に食堂で昼食を取り,12時30分から1時間ほど昼寝をしました。午後は,午前中できなかったToutlemonde氏から送られた論文の内容確認と,先回のミーティングでの宿題となっている総エネルギー則の説明資料の作成を行いました。17時にIFSTTARを出て,RERでリヨン駅に向かったのですが,乗っていた電車が隣の駅に着いた時にNationとAubarの間でトラブルがあったとのことで,電車から降ろされてしまいました。また,3時間以上の足止めかと思っていたのですが,30分ほど経ってNation駅までの折返し運転をするというアナウンス(画面上でそれらしいことが書いてあった)があり,とりあえずNation駅まで行き,地下鉄を乗り継いで18時30分前にアパルトメントにたどり着きました。先回のような大変な思いをせずに済みましたが,通勤時のトラブルがあると精神的に堪えます。日本で事故があった場合,どのように迂回したらよいかわかるので良いのですが,こちらでは全くわからないので,ひたすら待つしかありません。パリでは人身事故とかあるのかは分かりませんが,なんとなく車両トラブルが多いように思いました。

 アパルトメントに戻って,シャワーを浴びて,夕食の支度をして(その間に洗濯をします),夕食を食べて日本のドラマを観て,21時には就寝しました。なんとなく精神的に疲れた一日でした。