法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

この橋の向こう(大学編)

 昨日の続きを書きたいと思います。街で偶然出会った女性土木技術者の話を聞いて,自分の進むべき道が見えてきたと思った真理子だったのですが,母親の猛反対を受けます。それでも自分のやりたいことを貫きたいと思い,建築・土木関係の大学の資料や関連する本などを読んで,母親を説得します。最初は猛反対だった母親も少しずつ真理子の話を聞くようになります。そして,11月18日の土木の日に開催されていたイベントに家族みんなで行って,土木の面白さ,魅力を自分自身あらためて知るとともに,家族にも知ってもらえる機会となります(ここまで行くのに,二転三転する話を入れたいのですが,まだ思いついていません)。

 家族の理解を得て,いよいよ受験するのですが,真理子自身建築に進むべきか土木に進むべきか迷っていました(どう違うのか真理子自身分からなかったようにしたいです)。大学選びとして,大学に入ってから,土木・建築に分かれる建設系の国立大学を受験し,見事合格します。入学後,土木・建築の違いや元々道路や橋の建設に関わりたい,地震津波に負けない街づくりをしたいと思って入学した真理子にとって,建築はなんとなく自分のやりたい方向と違うと感じ,2年のコース選択の際に土木工学科への道を選ぶことにします。

 この時,周囲の同級生(もちろん女子)や友達は反対を唱えます。ここでも,彼女たちから土木のようなダサい学科に行かなくても,将来自分で設計事務所開いて,自分の家を設計したほうがいいじゃない。ダサい作業着着て,汗流して浮浪者みたいなおじさんたちがいっぱいいる中で仕事することになるのよ,働くところだって,山奥だったり,凄く辺鄙なところだったりするのよ,という以前母親が持っている土木のイメージを真理子にぶつけてくるのです。この時,真理子は高校の時街で偶然出会った女性土木技術者の話をして,その颯爽とした姿を見て,自分もそんな技術者になりたいと思っていること,自分は将来,皆の生活に役立つ構造物を造っていきたいし,自分が幼い時に体験した大震災で壊滅した街の光景を今でも思い出すので,二度とそんな街にならないようにするための街づくりをしたいと思っていること,土木の仕事は皆(同級生や友達)が思っているようなものではなく,計画や設計もあるし,私たちがつるはしやスコップ持って工事することはないことを話していきます(大学2年生にしては分かりすぎている感じになってしまうので,ちょうど通りかかった土木工学科の先輩か先生あたりが彼女たちの会話を聞いていて,話するというシチュエーションの方がよいかもしれません)。後,真理子自身はおじさんたちの中で一緒に働くのは全然気にならないよと一発かますのも是非入れたいと思っています。

 こうして,周囲の反対に対して本人は全く気にする様子もなく土木工学科を選択するのです。土木工学科に進んでからは,周囲の子たちがバイトに明け暮れ,単位の取りやすい科目を選択し,進級ギリギリの科目数しか選択しないのを尻目に,どんどん自分に必要と思われる科目を履修していき,他の学生の2倍近い科目を履修しながらも研究室配属となる4年生の時には学年でトップとなっていたという設定にしたいと思います。この時,猛勉強する姿とキャンパスライフを楽しむ姿の両方のシーンを織り混ぜていきます。

 明日は,研究室での卒業研究と大学院への進学に悩む真理子について書いていきたいと思います。