法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

パリでの生活(その18)

 私の場合,普段の食事は決まったものをずっと食べ続けるのがあまり苦になりません。例えば,大学での昼食は,ラーメンかカツカレーしか食べません(ラーメンは2~3種類あるので変えることはありますが)。朝は,スムージー,トースト,目玉焼き,コーヒーです(妻が基本これしか出さないというのもありますが,特に文句言ったことはありませんし,私としてはこれで十分です)。パリでの生活でもやはり同じものを食べ続けていました。朝食は,バケット(最初の頃は,3日~4日で1本食べていましたが,後半は一回で食べる量が増えて2日に1本のペースになりました),ツナマヨパティ(日本のツナマヨに非常によく似た味で,いろいろパティは試しましたが一番私の口にあったのがこのパティでした),ソーセージ入りオムレツ(日本では,半熟の目玉焼きを毎日食べていたのですが,流石に半熟は怖かったので,オムレツにしました。たまにスクランブルエッグのようになる時もありましたが),生野菜(日本でもカット野菜が売っていますが,ほぼ同じようなものがスーパーで売っています。ただし,よく見ないと結構賞味期限過ぎているのがあるので,後ろの方から賞味期限のあるものを探したりしていました。種類もレタス中心のものからクレソンみたいな緑の葉っぱだけのものまでいろいろありました。大体レタスやニンジンの入ったもので,3~4人前のものを購入しました。朝と夜の2食/日で,大体2日間で消費するくらいの量です),オレンジジュース(100%のもので大体2リットルのものを購入していました。スムージー代わりです),ミルクコーヒーです。最初の頃は,朝食の準備に30分くらいかかっていましたが,後半は慣れてきて10~15分でできるようになりました。バケットは買ってきた日はそのままでよいのですが,2日目になると少し硬くなるので,トースターで軽く焼いて食べました。8月は,いつも買っているパン屋が夏休みに入ってしまって,他のパン屋やスーパーなどで買ってはみましたが,美味しくなかったので(偉そうなことは言えませんが,きっとフランス人も好みのパン屋のバケットがあるのだと思います),その間だけ食パン(1斤で大体10枚)を購入して,トーストにして食べていました。また,9月になってバケットがいつものパン屋でバケットが買えるようになってホッとしたのを覚えています。

 昼食は,勤務先のIFSTTARの食堂(隣接する工科大学の食堂と一緒になっています)で,チキンソティー,フレンチポテト,バナナ,水(自分でミネラルウォーターを注いでくる),パン(バケットと同じ生地でコッペパンみたいな大きさのもの,なんというのか分かりません)を毎日食べていました。最初,ビーフステーキやラムステーキ,白魚のポアレ(日本でいう焼き魚)等を試しましたが,固かったり,まずかったり,味がしなかったりして,チキンソティーが一番口にあったので,それ以降ずっとこのメニューになりました。一人静かに昼食と食べてその後1時間ほど寝るのが,勤務先での日課になりました。

f:id:hoseiconcrete:20201009091032j:plain

コッペパンのようなフランスパン

 夕食は,色々試行錯誤したのですが,大体何曜日は何の日みたいにして日替わりメニューとしていました。しかし,後半は安くてたくさん食べられて,腹持ちの良いパスタ料理ばかり作るようになりました。