法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

パリでの生活(その14)

 2018年6月15日(金)は,いつものように6時前に起きて,朝食の準備と食事,食後に日記を付けて,7時過ぎにアパルトメントをいつものように出て,リヨン駅まで30分かけて歩き,8時過ぎにIFSTTARに到着しました。パリに来て2週間が経過し,ようやくパリでの日常生活のパターンができてきました。午前中はメールチェックや原稿作成など日本での仕事をこなし,昼前に昼食を済ませ,1時間ほどお昼寝(椅子を並べて)できるところまできました(日本で大学にいる時の生活パターン(授業がない日)とほぼ同様)。午後は,在外研究(DEFに関する研究)を行い,17時にIFSTTARを出て,18時30分にはアパルトメントに戻るパターンもほぼ出来上がってきました。シャワーを浴びて,洗濯を始め,夕食の準備をして,19時30分前後には夕食につきます(まだ献立のルーチンは確立していませんが,金曜日は比較的軽めの食事で,ソーセージ等を焼いて野菜を添えるのと,スープ(スーパーで見つけた液状のスープを温めて飲みます)とバゲットというメニュー)。食後は,メールのチェックとVPNでドラマを観て,洗濯物を干したら就寝という帰宅後のパターンもできてきました。

 翌日の土曜日は,少し遅く起きて(といっても6時30分前には起きます),朝食の準備をして,7時に朝食をとりました。食後は,まず部屋の掃除(掃除機をかけて,その後床のモップ掛け(スーパーにクイックルのような床拭きシートでフローリング用に少しワックスが染み込ませてあるもの)をして,その後,シンク周りの掃除,トイレと風呂の掃除をしました。その後,干しただけにしていたワイシャツやブラウス,ズボンにアイロン掛けをしました。10時過ぎに日本からLine 電話(画像付き)がかかってきて,妻と娘,愛犬の顔を見ながら1週間の出来事等の話をしました。本当に手軽にテレビ電話できる時代になったものだと思います。リアルタイム(当然時差はありますが)で話ができるのですからスゴイと思います。電話の後は,買い物に出かけていろいろ食材を購入してきました。このへんもだいぶ慣れてきて,大体どんな食材をどれくらい購入したらよいかわかってきました(ほぼ主婦です)。12時から昼食の用意をしました。先日日本食のお店で購入したお米を炊いて,レトルトのお味噌汁とふりかけでご飯を食べました。いままでそれほどお米にこだわりがなく,海外出張している時もパンが食べられれば良かったのですが,一人で生活を始めるとそんなに美味しいご飯ではないのかもしれませんが,とても気持ちが暖かくなるというかほっこりした気分になりました。やはり日本人なのかなとこの時しみじみ思いました。

 午後は,前日調べておいたルートに沿って,ムスターファ通りを北に向かいました。いろいろなお店があってそれを見ながら歩くのもなかなか楽しかったです(日本だとウィンドショッピングなどほとんどしたことがなかったのですが)。15分ほど歩いて,最初の目的地であるパンテオンに到着しました。パリにもパンテオン(正面はアテネのような構造形式になっています)があり,フランスの偉人たちの霊廟となっています。パンテオンについては話が長くなるので,続きは次回書きたいと思います。