法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

パリでの生活(その22)

 2018年6月25日(月)は,週の始めというよりは平日の毎日の始まりと同じ調子で,5時30分過ぎに起きて,朝食の準備をして6時過ぎには朝食を済ませ,7時過ぎにいつも通りアパルトメントを出ました。8時過ぎにIFSTTARに到着し,午前中は日本での仕事であるダムの本について,執筆がほぼ終わったので,内容をざっと確認して出版社にドラフトを送りました。11時30分過ぎには昼食をとり,12時過ぎから1時間ほど昼寝をしました。午後は2時からToutlemonde氏と約2時間研究内容についてのミーティングを行いました。これまで読んできた文献を基に,DEF膨張及びひび割れの解析手法についてのスキームについて話をして,いろいろToutlemonde氏から意見をもらいました。ミーティング後は流石に2時間近く英語でのやり取りをして疲れたので,早々にIFSTTARを出ました。18時前にアパルトメントに戻って夕食の準備をしました。この日の夕飯は,生ハムのパスタを作ったのですが,どうも生ハムが古かったのか,食後暫くすると下痢と腹痛が起こり,薬を飲んだもののすぐに収まらず,何度かトイレに行きました。少し落ち着いたのでその日は21時前に寝ました。

 夜中も何度かトイレに行ってあまり良く眠れないまま,翌朝を迎えました。身体がだるく起きる元気もないので,8時過ぎまで寝ていました。腹痛は続いていましたが,何とか起きることができたので,とりあえずメールのチェックをして,急ぎのものについては返信をしました。食事をする元気もなかったので,とりあえず胃腸薬と風邪薬(何となく悪寒もしていたので,風邪かもしれないと思い)を飲んでそのまま寝ることにしました。お昼過ぎまで寝て,少し体調が戻ってきたので,昨日のミーティングで宿題となっていた総エネルギー一定則について,Toutlemonde氏らが分かるように論文を読み返し,英語での解説文の作成を行いました。質問された部分の整理と全体の理論の流れについて整理しました。次に,ダムの本の原稿のゲラのチェックを行いました。IFSTTARでは,DEFの研究を行っていてなかなかまとまった時間が取れていなくて,ゲラのチェックも十分行えていなかったので,ちょうどよい機会と思い,行いました。結局,この日はIFSTTARに行くことはできませんでした。夕方近くなって,やっと体調が戻ってきました。ただし,食欲があまりなかったので,スーパーで買っておいた液状のスープを温めて,バゲットと一緒に食べて夕飯替わり(朝食と昼食も食べないまま)としました。

 食後は,昼間整理をした総エネルギー一定則の理論展開について,考え方など間違っていないかということと,論文を読んでいてあらたに疑問に思ったことをまとめて,名城大学のI先生にメールをしました。よくよく考えると昨日は結構朝からミーティングでどのように話そうかいろいろ悩んでいて,ミーティングも結構緊張していたので,それで気疲れして体調崩したのかもしれないと思いました。昨日のミーティングで,研究の方向性も少し見えてきたので,I先生の返答を待って解析方法などを進めていくことにしました。なんとなくそこまで考えていたら気分も楽になったので,少し日本のテレビドラマを観て21時前に寝ました。