法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

入試監督(その2)

 昨日は,今年度2回目の入試監督でした。前回は,市ヶ谷の大内山校舎でチーフ監督でしたが,今回は小金井の西館でただの監督でしたので,比較的気楽に監督業務をすることができました。試験本部は,東館地下の学生食堂でしたので研究室からも近く,前回のように市ヶ谷田町校舎からお堀の向こうのゲート棟まで10分近くかけていくのとは違い,1~2分で行けるので,お昼も研究室に戻ってゆっくり食べることができました。前回は,人がたくさんいる中での昼食(弁当)なので,何か落ち着いて食べることもできませんでした。

 さて,9時30分少し前に研究室を出て,9時30分には食堂に着いていました。市ヶ谷の方は,教職員証をカードリーダーで読ませるものでしたが,私の教職員証は磁気が弱かったのか何度やっても認識してもらえず,結局入構証を見せて受付の事務職員が手入力していました。小金井の方は,最初から入構証を見せて,プリントアウトしてあるリストにチェックしていました。まあ,どちらが良いかわかりませんが,入構証渡してあるのでそれで確認すればよいと思います。中途半端にハイテクを使うと,結構いろいろトラブルを起こしかねません。ローテクでも確実なほうが結局スムーズにいくものです。

 昨日の入試は,経済,社会,現代福祉の3学部(いわゆる文系入試)で,一緒に監督したのが経済学部の事務の女性と市ヶ谷の学部(何学部か聞くのを忘れてしまいました)の教授の3人でした。事務からの事前説明の後,各部屋の担当者が問題用紙,解答用紙,監督業務に必要な筆記具などを持っていくのですが,前回の市ヶ谷の時は各フロアが時間差で呼ばれてから,問題などが置いてある箇所に行ったのですが,今回は西館と東館だけ時間差となっているだけで,後はまとめてというように結構アバウトな感じでした(何となく小金井っぽくて私は好きです)。

 試験会場に入室後,問題用紙の束を開封するのですが,結構頑丈に梱包されていてなかなか開封することができませんでした。やっとのことで開封して,チーフ監督が試験の注意事項を説明した後,担当エリア(チーフ以外2人なので,教室の半分の約30名分)に問題冊子と解答用紙を配布しました。その後,写真照合(試験開始まで5分ほど)という時になって,一人遅れて入室してきた受験生がいました。どう見ても40歳近く(頭は結構後退していて,頭頂部には既に毛がほとんどなく,河童のような感じ)で,入ってくるなり監督者の女性に何事か喋って,それをチーフ監督に話をした後とりあえず席についてもらおうとしてら(私の担当エリアでした),いきなり私の方に来て“今から薬を飲んでもよいか。その後トイレにもいきたいので行ってよいか”と言ってきたのです。薬を飲むのは構わないが,トイレに行っていたら試験始まるがよいですかといったところ,構わないと言って,やおら鞄の中から薬袋(何か色々薬が入っていました)から薬を取り出して,それをペットボトルの水で流し込んだのですが,一口飲めば済むのにペットボトル一本飲み干して,その後荷物を持ったまま部屋の外に出て,トイレに行ってしまいました。座る席が長机の真ん中だったので,端に座っていた女子学生が困惑した表情でそれらを見ていました。まだ写真照合もできていないかったので,途中でチーフ監督にその受験生の対応を任せ,写真照合を始めたのですが,結局試験開始までに終了せず,他の受験生にかなり迷惑(写真照合時はマスクを下げてこちらを見てもらう必要があるため)をかけてしまいました。先日の共通テストにおいて鼻出しマスクで退場させられたのがいましたが,それに近い受験生でした。もちろん受験するのは自由ですが,少なくとも周囲に迷惑をかけないようにしてもらいたいものです。

 1時限目の英語の試験では,事前訂正と当日訂正がありました。同じ試験で2回というのは初めての経験でした。試験後,経済学部の事務の女性から,経済の入試の時は訂正が必ずと言ってよいほどあるというのを聞きました。チェック体制が不十分としか言いようがありませんが,出題者やチェック者(各学部の執行部)が何回もチェックしているはずなので,どうもそのあたり学部によって温度差があるようです。