法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

ゴジラ映画の監督へのインタビュー

 土木学会誌の全国大会の特集から手塚監督へのインタビューは外されてしまいましたが,インタビュー自体は“この人に聞く”というところで取り上げてもらいました。2005年の5月だったと思います(詳しい日までは手帳を見返さないと分かりません)。小田急線の成城学園前でインタビューする編集委員お二人,カメラマン,土木学会のN課長と午後2時に待ち合わせしました。そこからタクシーに分乗して東宝撮影所に向かいました。

 撮影所内のそんなに大きくない建物に案内され(結構年季の入った建物でした),10人も入ればいっぱいになるような会議室で少し待った後,手塚監督が部屋に入ってこられました。私から“今回はお時間取っていただきありがとうございます。奥様にもよろしくお伝えください”と挨拶しました。その後,名刺交換してインタビューが始まりました。写真には,当然N課長と私が写らないようにインタビュアーの二人と手塚監督が座られました。

 インタビュアーの方たちは,特にゴジラファンでもゴジラ映画を観ていたというわけでもないので,内容としてはありきたりの内容を聞かれていました。私は,途中から我慢できなくなって,横からゴジラが破壊していくセット,凄く精巧に作られていますよね。お店の看板だとか,郵便ポストなんかほとんど見えないようものまで細かく仕上げられていますよねと聞きますと,手塚監督がにっこりされて,“美術の人たちが凄くこだわって作ってくださっています。そこまでこだわるから,架空であるけれどリアリティーが生まれてくるのです”と話されて,何か映画を撮る人たちのプライドのようなものを感じました。

f:id:hoseiconcrete:20200501170315j:plain

ゴジラ×メカゴジラ

 しばらくして,“配役はどのように決められるのですか,ゴジラ×メカゴジラではSさんを選ばれていますよね”という学会誌では絶対載らないようなことまで聞きました。“キャストのイメージで選んでいます”と言われたので,“Sさんってどんな感じですか”とさらに突っ込んで聞いたところ,なかなか面白い人でしたよ(もう少し違う言い方なのですが・・・)と言われました。

 

f:id:hoseiconcrete:20200501170412j:plain

手塚監督と主演女優

 1時間半ほどインタビューが続き,最後に記念写真を撮りますとカメラマンの方から言われ,インタビュアーの二人と手塚監督との写真が撮られた後,“皆さん一緒にどうぞ”と言われ,N課長は断られたのですが,私はそそくさと前に出て,一緒に記念写真を撮ってもらいました。帰りは,何か夢見心地だったのを覚えています。

 その時の学会誌のインタビュー記事です。興味のある方はお読みください。

https://www.jsce.or.jp/journal/konohito/200509.pdf

f:id:hoseiconcrete:20200501170503j:plain

手塚監督との記念写真