法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

犬の散歩でアクシデント

 犬の散歩は,毎日欠かさず行っているのですが(雨が降ったときや朝早くでなければならない時は別です),最近日の出が6時くらいなので,散歩に出る時外はまだ真っ暗です。散歩をしていて,家に帰るときにようやく東の空が明るくなってきます。犬の方は,別に周囲が暗いとか,寒いとかあまり気にせず,私が朝起きて食事が終わるのを待って,玄関に飛び出していきます。ただし,夏の間は1時間程度の散歩時間だったですが,最近は30分程度の散歩時間となっています。特に,私が誘導していませんが,犬本人がショートコースを選ぶようになってきました。寒いのは気にしていないとは思うのですが,そろそろ上着を着せたほうがよいかなと思っていました。夏の間は,犬の散歩をしている人やジョギングしている人によく遭遇したのですが,ここ1ヶ月くらいは,いつも遭遇する大型犬のみ(飼い主の方からいつも挨拶されます)で,ほとんど人にも犬にも会わなくなりました。

 11月2日の朝もいつも通り5時に起きて,食事を済ませ,犬の散歩に出かけました。朝起きた時は寒いかなと思ったのですが,風もなく思ったほど寒くなかったので,犬に上着を着せないで出かけました。犬が選んだコースは,最近お決まりのショートコースでした。家まで100mくらいのところでいつもの大型犬に遭遇し,向かっていこうとしたので引き留めて,大型犬が行き過ぎるのを待ってから家に向かいました。犬は,玄関前の階段を小走りで駆け上がり(どうもこの辺で引っ掛けたのではないかと思っています),玄関前で待たせて,家の裏のゴミ箱に排便袋を置いて戻ってくると,玄関回りに点々と赤いしみがありました。何かこぼしたか,私が足の裏でも切ったのか(いつも裸足で,サンダル履きで散歩に行くので)と思い,玄関に入って足の裏を見たのですが,特にどこも切れていませんでした。ふと,玄関を見るとそこにも赤いものが点々とついていて,犬の後ろ脚を見ると,爪のところが赤く染まっていて,抱き上げると後ろ左足の薬指に相当する爪のあたりから出血していました。触ると爪がグラグラしていました。最初肉球のどこかが切れたのかと思ったのですが,どうも爪が割れたか折れたかしてそこから出血しているようでした。妻を呼んで,抱いてもらってウエットティッシュで拭き取ろうとするのですが,全く血が止まらず,すぐにでも医者に連れて行かねばと動揺する私を尻目に,妻は止血するのが先でしょと言って,ガーゼとテープを持ってきました。ガーゼを足先に巻いて,テープで少しきつく巻いたところ,初めてキャンキャンと鳴き始めました。それでも血が止まらずどうしようかと狼狽えていると,娘がすぐにネット検索して,止血には小麦粉を掛けると止まるというものを見つけてくれて,急ぎ小麦粉を血が噴出している爪の根元にかけました。確かに血が止まってきたので,再度ガーゼで覆ってテープで巻いて,先住犬が使っていた犬ソックスを履かせました(傷を舐めないように)。

 動物病院は9時からで,私もついていくといったのですが,血も止まり始めているから私一人で大丈夫と妻から言われて,しかたなく大学に向かいました。9時過ぎに妻からメールで,やはり爪が根元から折れているので,根元から切断する処置をして,止血もできたとのことでした。アスファルトなどの凹みに爪が挟まって折れることはよくあるそうとのことでした。家に戻るとエリザベスカラーを付けた犬がいつものソファで寝ていました。疲れた様子もなく,尻尾を振って出迎えてくれました。爪が生えてくるまでは暫く散歩はできないそうです。それでも,今日も朝起きて食事を済ませると足を少し引きずりながら玄関に向かっていきます。もうしばらくの辛抱だから,我慢するようにと言いながら,ソファに寝かせて家を出ました。