法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

新しい年を迎えて

 昨日の夜は,久々に家族全員集まって(息子が午後来てくれました。息子の嫁と孫には今日会います),4人で食卓を囲みました。昨日書いたように,大晦日はすき焼きを食べることにしていますが,その他にも妻が作ったローストビーフや紀ノ国屋で購入したフグ刺し,蟹などを前菜として食しました。折角なので,フランスで購入したシャンパンを開けて,この1年いろいろあったけれど,シャンパンの泡のように消し飛ばしてしまおうと皆で乾杯しました。普段,ワイン類を飲まない娘も美味しいシャンパンは飲むようです。その後は,すき焼きをするのですが,まずは肉だけを炒めて,醤油と砂糖で軽く味付けしたものを食べます。関西風なのか関東風なのか知りませんが,我が家ではこのやり方をしています。一通りお肉を食したら,そこに豆腐やネギ,糸こんにゃく,麩を入れて割下を足して煮立ったところで食べます。肉のうまみを十分に吸った野菜や豆腐は美味といえます。それらを食べながらおいしい日本酒を飲みます。こういう食事を皆でできる喜びは何事にも代えがたいものといえます。いい加減酔っぱらってしまい,そのまま紅白を観ながらうたた寝をしてしまいます。そのため,大体紅白歌合戦の前半を観たことがありません。21時過ぎに起こされて,年越しそばを食べます。今回は,息子が新潟から生のへぎそばを買ってきてくれたので,それを茹でて皆で食しました。後は,紅白歌合戦の後半戦を観て,ゆく年くる年を観ながら,0時に皆で“あけましておめでとう”を言ってから寝ます。そういえば,今回の紅白歌合戦は10年ぶりに紅組が勝利しました。今回はこのコロナ禍で無観客での紅白となり,紅白関係なく歌の祭典のような様相になっていました。これも新しいスタイルなのかもしれません。

 2020年は,コロナ禍で今までの生活様式が一変した1年でした。その中でも研究室のメンバーは黙々と実験や解析を行い,多少スタートが遅くなりましたが,皆結果を出してくれました。内容的にはいろいろありますが,それでも1年間の成果が詰まったものになったと思っています。今,彼らのドラフトを読んでいるところですが,頑張った跡が随所に見られます。これからの1ヶ月,彼らは最後の力を振り絞って(ちゃんと振り絞ってもらわないと困りますが),まとめていくことになります。どこまで完成度を上げていくのか今から楽しみでもあり,不安でもあります。去年は,卒論を仕上げてギリギリ卒業旅行(すでに多くの学生は自粛していっていなかったですが)したものもいましたが,今の状況をみるととても卒業旅行どころではないように思います。卒業式も去年と同様なくなってしまう可能性もあります。このような状況で彼らが社会に出ていかねばならないと思うと不憫でなりませんが,反対にこのような状況だからこそ,逆境に立ち向かう強い心を持ってもらいたいと思っています。1年間研究室で歯を食いしばって仲間とともに実験や解析を行ったことがきっと社会に出てもくじけない強いバネになっていると思います。しっかり前を向いて卒業までの3か月間を有意義に過ごしてもらいたいと思っています。こんな状況だからこそ明るい1年間にしてもらいたいと願っています。