法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

電位差滴定法による塩分分析(1)

こんにちは.

M1の中村です.

今回は塩分分析の試験方法を紹介します.

コンクリート中の塩分量(kg/m³)を測定する試験です.

この試験は,深さ方向に塩分がどの程度入っているかのグラフ作成がゴールです.

ゴールまでの道のりがとにかく長いので,先にイメージ図だけ添付しておきます.

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最終的に作りたいグラフ

ちなみに塩分分析は,現場からコア抜きした供試体を持ち帰り分析することもあれば,

今回のように実験室で作成した供試体を塩水に浸漬させる促進試験もあります.

 

塩水浸漬

供試体はφ10のものを使用しています.

浸漬面以外から塩分が浸漬していかないよう,

浸漬面以外はエポキシ塗装してあります.

下の写真だと,槽内で中央向いてる面が試験面です.

これを塩水に浸漬し,材齢がきたら取り出します.

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塩水浸漬


 

カット

コンクリートカッターでカットします.

1cm間隔です.

写真では,下側が試験面となっています.

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1cmごとに墨出しした供試体

 

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スライスした試料


ミル

ミルします.

周囲のエポキシをはがし,ハンマーで粉砕.

これをミル振動器に投入し,さらに細かくしていきます.

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粉砕した試料

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ミル振動器

 

 

本日はここまで.

続きは後日紹介します.