法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

パリでの生活(その1)

 2年前の2018年6月1日に成田を発って一路フランスのパリに向かいました。半年弱の在外研究の始まりです。大きなスーツケースとショルダーバック1つに生活用品や日本食,向こうで作製するつもりのメタルモデルの戦車(これが結構重かった)などを詰めての出発でした。成田までは,妻と娘が見送りに付いてきてくれました(2人の主たる目的は,帰りにアウトレットに寄るためではありますが・・・)。同日の午後,パリのシャルル・ド・ゴール空港について,大荷物を持って,オペラ座に向かうバスに乗り込みました。途中でバケツをひっくり返したような土砂降りに遭遇し,バス降りてからどうしようか(タクシー捉まえるかと真剣に考えていました)と思っていましたが,オペラ座に着くころには,雨も止んでホッとしました。

 オペラ座で地下鉄の7号線に乗り換えるのですが,パリの地下鉄は古いものが多く,エレベータやエスカレータが設置されているところが結構少ないので,階段をヨタヨタしながら降りて(全部で40キロ近くあった),切符を買うまではよかったのですが,改札を抜けようとしたのですが,バッグが引っかかって危うく通り抜けできなくところを,何とか抜けて(スーツケースだけ先に転がって行ってしまってそれを追っかけるのも大変でした),やっとの思いで地下鉄に乗り,レ・ゴブランという駅で降り(私が住むアパルトメントの隣の駅で,最寄り駅はサンシエ・ドーバントンという駅),地上に上がってすぐのホテルにチェックインしました(まだ現地での契約が済んでいないので,5日間はホテル住まいをしました)。

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パリの地下鉄の路線図

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パリの改札は,二重になっていて,大きな荷物は通れない。脇に通れる広い改札もあるが,ないところが多い

 とりあえず荷物を置いて,近くを散策しながらスーパーで夕食(サンドイッチとコーラだったと思います)を6.4€で購入して,部屋で食べながら,銀行の口座開設(日本でアポイントを事前に取っておきました。私がお世話になるIFSTTARでの前任のK氏にいろいろ事前にお聞きしていて,まずは日本から予約取っておかないと駄目ですよと言われ,国際電話を何度もかけて(なかなか通じなくて大変でした),ようやくアポイントをとりました)の確認をして,その日は寝ました(疲れていたはずなのですが,なかなか寝付けませんでした)。こうして,パリの生活の初日は終わりました。

 翌日は,まだ見ていないアパルトメント(契約していないので,建物の中というか部屋は見られません)とその周辺を散策しました(最寄り駅のサンシエ・ドーバントンの出入り口の確認,アパルトメントの近くのムスターファ通り(商店街みたいなところ)。アパルトメントの建物の外観は,写真のように廃屋かと思われるような佇まいですが,建物の中が分からないので(部屋の中の写真は事前に送ってもらっていたので,そんなに心配していませんでした),とりあえず周りにどんなお店があるのか見て回りました。歩いてすぐにパン屋があって(20mも離れていないところに2軒あり,さすがパリと思いましたが,後でその2軒は姉妹店だと分かりました),その向かいにスーパーもあり,果物屋,雑貨屋もあったので,とりあえず生活していくのには困らなそうだと思いました。

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アパルトメントの外観,ほとんど一階は廃墟のよう

 その日は,ホテルの近くの中華デリでチャーハン,焼きそば,餃子を買って夕食としました。こうしてあっという間にパリに来て2日目がおわりました。

 続きはまた今度書きたいと思います。

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アパルトメント近くのパン屋(おいしそうなケーキも売っている)

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ムスターファ通りのチーズ屋さん(日本では数少ないチーズ専門店ですが,この通りだけで2軒あります)

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アパルトメント近くの果物屋さんと向かいのカフェ(結局一度も入らなかった)