パリでの生活（その3）
パリに着いて4日目は，いよいよ自分が住むアパルトメントの契約とその足でLCL銀行での口座開設，IFSTTARへの挨拶と多忙の一日を過ごしました。
いつものように6時に起きて，シャワーを浴びてメールのチェックを行いました。前日の夜から朝方にかけて日本からのメール（日本時間の朝から午前中のメール）が結構届いているので，まずはメールを読んで必要なものに返信をします。7時5分前には2階に降りていき，朝食をとりました。部屋に戻り，依頼されていた原稿の執筆を行いました。10時にセジュール・パリ（Long Stay Service France）での契約の約束なので，9時30分にホテルを出て，9時50分にオフィス前に到着しました。スタッフのほとんどが日本人かフランス在住の日本人であり，担当された部長さんも日本人なので，契約（もちろんフランス語）も日本語に訳して説明してもらいました。フランスの場合，契約書のそれぞれのページにサインをしていかねばならず（確認印みたいなもの？），説明と署名だけで1時間以上かかりましたが，これで無事明日からアパルトメントに移ることができることになりました。部屋の確認，電気やネットの接続などは明日担当の方（フランス在住の日本人）が来てくださるとのことで，10時にアパルトメントの建物の前で待ち合わせすることになりました。
セジュール・パリのオフィスを出て，歩いてそのままLCL銀行ピラミッド支店に向かいました。LCL銀行ピラミッド支店にした理由は，この支店，別名LCL銀行日本支店と言われていて，日本人スタッフだけでなく，日本語が堪能なフランス人が多くいる支店で，日本から留学や長期滞在する人たちは，ほとんどここで口座を開設するのを事前に聞いていたためです。10時50分にLCL銀行ピラミッド支店に到着し，11時に担当のＯさんと面会の予約をしているとフランス人（日本語堪能）スタッフに伝えて，Ｏさんのオフィスの前の椅子で待っていると，Ｏさん（40代くらいの女性）が来られて，オフィスに案内され，口座開設に必要な書類を渡し，またも契約書にたくさんの署名をしました。ここでも1時間ほどかかりましたが，無事口座を開くことができ，ディポジットとして500€入金しました。そのまま，RER(Auber駅)まで行って，IFSTTARに12時50分ごろ到着しました。IFSTTARで私の指導というか世話をしてくれるTさんの部屋に行き，お土産を渡して，そのまま一階の食堂に向かいました。二人で昼食を食べた後，Laboに連れて行ってもらって，研究所のメンバーに挨拶した後，私の居室となる研究室に案内されました。二人部屋で，相手はDoctorコースのMohammad EL HAJJ DIABさん（レバノンから来ている研究生）という方でした。英語もフランス語も堪能で，滞在中いろいろと教えてもらいました（もちろん，英語で）。その後，事務の女性（名前忘れてしまいました。ミチだったかな。フランス在住のアジア系（ベトナムだったと思います）の方で，英語はほとんどしゃべれないので，お互い片言英語で事務関係の手続き（入門するためのIDカードの作成），食堂でのプリペイドカードの作成を行いました。
その後，Tさんのオフィスに行って，私の顔写真のカラーコピーを作成してもらいました。実は，フランスにもSuicaみたいのがあって，1週間もしくは1ヶ月料金を入金しておくと，パリ市内のゾーン5までその期間乗り放題となり，めちゃくちゃお得なので，できるだけ早く作りたかったためです（何故かカードには顔写真（本人確認）が必要で，2日目に駅で最初スピード写真撮ろうと思ったのですが，フランス語しか書いてなくて，操作方法がわからず断念していました）。そのカラーコピー（写真でなくて良いのか申請するまでドキドキでした）を持って，Noisy Champs駅に行って，窓口に出して，無事作成することができました。帰りは，そのNavigo（ICカード）を使ってシャトレ経由でラ・ゴブランまで行き，駅の近くの中華料理屋でテイクアウトして，その後水とコーラをスーパーで購入して，19時前にホテルに戻りました。食事をとりながら，メールチェックをして，朝書きかけの原稿を仕上げました。こうして，パリに来て以来最も長い1日だった4日目が終わりました（21時に就寝）。
