法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

パリでの生活(その5)

 パリに着いてから6日目,今日からIFSTTARへの出勤となる。朝5時に起きたものの,どうもお腹の調子がよくない。昨日の夜,ビールと生ハムパスタ,パンにツナのデップをつけて食べたのですが,どうも取り合わせが悪かったのかもしれません(気疲れしているのかもしれません)。とりあえず朝食作るのをやめて,オレンジジュースといつもの薬を飲んで7時20分にアパルトメントを出ました。出勤初日ですが,小雨が降っていました。地図を片手にGare de Lyon駅に向かいました。地図を見ながら通りを確認していったのですが,かなり遠回りしてしまい,40分近くかかってGare de Lyon駅に着きました。RER A線に乗って(駅まで行けば,何度か通ったルートなので,迷わず電車に乗ることができました),Noisy Champs駅まで行きました。結構混んでいたのですが,途中から座ることができました。

 9時前にIFSTTARに到着し,同室のムハマドや既に出勤している人たちに挨拶して,日本からの仕事(本の原稿の手直し)を始めました。仕事を始めてすぐムハマドにコーヒーに誘われ,地下の談話室に行きましたが,皆フランス語での会話なので,間が持てずそそくさと部屋に戻りました。少し落ち着いて仕事をしようとしたところ,11時30分前に今度は昼食に誘われて,何人かと一緒に食堂に行きました。お腹の調子もいまいちだったので,果物と魚のムニエルを食べたと思います。ここでも会話はフランス語なので,ただ黙々と食べた感じでした。

 午後は,ビザの申請のために同じ敷地内のある大学の留学生を対象とした支援室に行って,ビザの書き方と手紙の出し方を教わりました(英語で話してくれたので,何とか分かりました)。手紙の宛名を書こうとしましたが,あまりにもたもたしていたのを見かねて,担当の女性があて名を書いてくれました。それを持って,駅近くの郵便局に行ったのですが,手紙の出し方というか親展にする方法がよくわからず,右往左往していたら,職員の人が親切にも手続きをしてくれました(フランス人はそんなことしてくれないと思っていました)。ただし,DEBITが使えなかったので,クレジットカードでの支払いとなりました。

 IFSTTARに戻って16時からT氏とミーティングをし,その後所内を案内してもらいました。DEFで損傷した実構造物のコンクリートの一部分を見せてもらったり,アルカリシリカ反応による劣化の進展を見るための暴露供試体などを見せてもらったりしました。

 18時過ぎにIFSTTARを出て,19時30前にアパルトメントに戻ったのですが,まだ昼間のように明るくて,少し得した気分になりました。シャワーを浴びて,洗濯をしてる間に簡単な食事(パンとインスタントのもの)をして,22時前には寝ました。何をしたわけでもないのですが,ひどく疲れた1日でした。次の日は,もっと大変な一日になるのですが,それは次の機会に書きたいと思います。