法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

この橋の向こう(国際会議編)

 9月の学会への発表に向けて,真理子は語学学習と発表原稿の作成を行う一方,大学院の授業,学部生の面倒,大学院2年生の武史の修士研究の手伝いなど多忙な日々を過ごしているという設定にしたいと思います。ここもコマ回しでサラッと行きたいところです。本当は,ドタバタを入れるとするとこのあたりなのでしょうが,まだ先が長いので,ここは涙をのんで1カットくらいで納められたらと思います。

 あっという間に前期が終わり,夏休みのゼミ合宿などがある一方で,真理子の発表の準備を進めていきます。初めての海外旅行となるので,パスポートの申請や飛行機やホテルの手配(この辺りは吉川さんや博士課程の秀樹さんに手伝ってもらうという設定にしたいと思います)に右往左往します。学会は,フランス南部のアヴィニョンの校外で開催されるという設定にしたいと思います。一度は行ってみたい場所の一つです。3日間の国際会議で,真理子は初日の午後の発表というプログラムが8月の後半に届きます。

 初めての国際線に乗るため,緊張しまくりの真理子の様子をうまく画にできたらと思います。前日は,子供の頃の遠足のようにずっと目が冴えてしまってなかなか寝付けない様子だとか,遅れてはいけないとフライトの5時間も前に空港に着いて,カウンターも開いておらず,仕方なくベンチで座っていると,昨日寝れていない疲れがどっと出て,うたた寝してしまい,フライト1時間前に秀樹さんからの携帯で慌てて起きて,あたふたする真理子と合流した柳沢教授と秀樹さんがあきれ顔で見合わせる(これもお決まりシーンのようになってしまうので,少しヒネリを入れたい気分ですが,今のところどういう風にしたらよいかは思いついていません),こんなシーンを入れたいと思います。

 12時間のフライト中も映画などを見ないで,ひたすら発表練習に励む真理子を横目に,柳沢教授と秀樹さんはお酒を飲んで寝てしまいます。パリのシャルル・ド・ゴール空港に着いて,その日はパリに一泊し,翌日オルリー空港まで移動して,ニームの空港まで行き,そこで国際免許を持っている秀樹さんの運転で,アヴィニョンまで行くという設定にしたいと思います(何気に国際免許を持っていて,レンタカーを借りてくるという秀樹の隠れた一面が垣間見えるというシーン)。シャルル・ド・ゴール空港からオペラ座まで向かうリムジンバスの車窓から,外の風景を見ながらフランスに来たんだという実感が真理子の表情に出るようなシーンを撮りたいと思います。はしゃぐわけでもなく内なる闘志(別に戦いに行くわけではないのですが)が表情に現れているところ画にしたいと思います。フランス初日は,柳沢教授がパリで必ず行く生カキなどを食べさせるレストランに連れて行ってもらいます(レ・ドームあたりが画になると思います)。ツリーのように牡蠣等の海鮮が盛られた皿が運ばれてきて,おいしい白ワインと一緒にそれらを御馳走になる真理子,こんなおいしいものがこの世にあるのかとばかりに無邪気に食べて飲んでいる姿を柳沢教授と秀樹さんがニコニコしながら眺めるというシーンにしたいと思います。

 さて,初日の午後の真理子の発表はこれまで何回(何十回)も練習してきた成果が存分に発揮されて,完璧なものとなります。しかしながら,とても流暢に英語の発表を行ったため,聞いていた研究者たちから矢継ぎ早に質問されると,真理子は相手が何を言っているのか全く理解できず,頭が真っ白になってしまうというシーンにしたいと思います。何も答えられずに固まってしまっている姿を見た柳沢教授がやおら立ち上がって,共同研究者であることを告げて,質問に答えていきます。その夜は,さすがの真理子も落ち込んでしまいますが,秀樹さんが俺も最初そうだったから,気にしなくていいよ。これで海外発表が嫌になってしまうやつと俄然闘志が涌いてくるやつがいる。君はきっと後者の方だと思うから,次回リベンジしたらよいよと言われ,真理子自身少しホッとした表情になって,次は絶対に答えて見せますというと,柳沢教授のところに行って,今日どんな質問をされたかと聞くというしーんにします。何事にも前向きな真理子の姿が見せられたらと思います。

 次回は,学会の後,柳沢教授の計らいである場所に連れて行ってもらい,真理子が衝撃を受けるという話を書きたいと思います。映画で海外ロケしたいものです。アヴィニョンまでのロケであれば,やはりニースやモナコの画も入れたいですよね。妄想はどんどん膨らんでいきます。