法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

これは経費で落ちません!

 昨日は,経費というかお金に絡む面倒くさい話が立て続けにあって,半日以上それの対応に忙殺されてしまいました。こんな時は“これは経費で落ちません!(2019年7月から9月までNHKで放送されたテレビドラマ,出演:多部未華子重岡大毅伊藤沙莉,江口のり子他)”の森若さん(多部未華子)のような人がいてくれたらとつくづく思いました。

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これは経費で落ちません!

 ひとつは,ソフトの使用料というかプロテクトキーに関するもので,今研究室で使用している解析ソフトにはプロテクトキーが付いていて,基本的に研究室の外での使用を認めていませんでした。そうはいっても学生がずっと大学で解析作業するのも大変なので,使用者を確認しながら,研究室外での使用を認めていました。昨年,3本あるプロテクトキーの1本が学生のある事情で返却されないままとなってしまいました。返却するように何度か連絡したのですが,そのままとなってしまいました。4月の新学期を迎えてこのままでは卒業研究や修士研究に支障が生じるので,仕方なく紛失扱いにしてもらい,代替えの新しいプロテクトキーを送ってもらうことにしました。こちらとしては,紛失扱いして,紛失の責任と新しいプロテクトキーへの交換として,代金を支払って一件落着と思っていました。それが一昨日の夜にメールがきて,間に入っているところのミスで紛失したものと代替えとして新しくした2本の契約をした形となってしまっているので,もう1本分の使用料を払ってもらいたいというものでした。何故,相手のミスをこちらで被るのかと返信したのですが,契約上2本使用しているという契約になっているので,支払ってほしいの一点張りでした。

 今のところ,返答しないままとなっているのですが,何故こちらが泣き寝入りしなくてはならないのか全く分からないままでいます。こちらの事情も事前に説明していましたし,それでは紛失扱いで代替えのプロテクトキーを送りますということを申し出たのは相手側ですので,こちらに落ち度はないと思っています。こんな時どうするのか森若さんに是非とも聞いてみたい気持ちです。

 そんなやりとりをしていたら,今度は事務の方から研究費の残金について連絡があり,先生の経常経費が超過したので,どうしたらよいかというものでした。以前にもこちらから予算超過していないか聞いた時,大丈夫ですと言っておきながら,その後何十万円も超過していましたという連絡がきて,その時点で他の研究予算もほとんど執行していましたので,支払う原資がないと伝え,結局他の先生に頭を下げて補填してもらったという苦い経験があります。その後は,こちらでできるだけ管理しているのですが,今年はコロナ禍で予算管理も十分できていなかったので,とりあえず支出したものは事務の方に送っていました。毎月残高の連絡が来ていたのですが,今年は一向に送られてこないで,挙句の果てに先生一人の経理をやっているわけではないとか開き直ったメールまで届いたので,流石に頭にきて,残りの請求書関連はこちらに渡すようにいいました。森若さんのような人さえいれば,こんな苦労しなくてもよいのですが,仕方ないとは思っても愚痴の一つも言いたくなります。研究,教育が我々の職務ですが,雑用というかこんな事務処理で時間を費やされていると思うと,つくづく嫌になります。それこそお金さえあれば,優秀な秘書を雇えるのですが,学生の実験にかかる費用だけで精一杯の研究室では無理な話です。こんなところで愚痴でも書かないとやってられません。憂さ晴らしに飲みに行くのも憚られるこのご時世だから余計に感じているのかもしれません。しかし,こうして愚痴を書いていると少し気分が晴れたような気がします。こんなことを書かないで研究に没頭できる日は在籍中来ないような気がします。