法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

マスク

 大学は,今週からレベル2の授業体制(基本オンライン授業とするが,対面が必要と判断された授業については,対面授業も認める)に移行して,完全ではないですが,かなり規制緩和されてきました。それに呼応するかのように私の学部において感染者の報告があり,明日まで市ヶ谷の方の校舎には立ち入ることができません。ある程度予測はしていましたが,あまりのタイミングの良さ(悪さ?)に言葉もありません。どんなに気を付けていても罹患する時はすると思いますので,致し方ないとは思いますが,何となく気の緩みが出てきているようなきがしてなりません。そういえば,もう半年以上外出する時にはマスクを着用しています。眼鏡をかけている身としては,マスクをするとどうしてもメガネが曇りがち(特に雨の日は悲惨です)になるので,本当ならばしたくはないのですが,感染予防の意識を保つためにしています。マスク自体には,相手からの飛沫感染への予防にそれほど効果がないのかもしれませんが,マスクをしていると少なくとも口の周囲を手で直接触ることがなくなります。飛沫などの接触感染を予防する第一は,手洗いだと言われています。接触したり,触ったりした手で口もしくはその周囲を触ることで感染リスクが高まるそうです。私もそうですが,意外と口やその周囲を手で触ることはよくあります(一種のクセのようなのもの)。手洗いした手で触れば,感染リスクはかなり低減されるはずです。一方,手洗いできない外ではマスクを着用することで口やその周囲への接触機会が減らせます。そういう意味でマスク着用は効果があると思っています。家の近所では,マスク着用率は比較的高いですが,東小金井の駅から大学まで行く途中では最近マスク着用率は20%に達していません(5人に一人くらいしかマスクを着用していない)。さすがに,市ヶ谷に行くと本土の人がマスクを着用して歩いています。小金井の住民の意識の低さなのか,自分は罹患しないという自信なのかは分かりません。子供にマスクさせて,親がマスクしていないで大声でしゃべっているのを見ると,何をかいわんやと思ってきます。

 最近は,店に入ると消毒用のボトルを探して消毒するのもルーチンとなってきました。マスクも手洗いも消毒もルーチンだと思っていればそんなに苦にならないと思っています。マスクを着用するのは,裸で外を歩かないのと同じだと思えば自然とマスクをするようになると思います。このコロナ禍も半年以上続いているわけですが,この状況に何となく慣れてしまっていて,気が緩みがちであることは否めません。モチベーションを保つのも難しくなってきているのも事実です。だからこそ,マスクや手洗い,消毒を無意識の行動にしてしまう(ルーチンにしてしまう)ことが大切だと思っています。最近,研究室の中も何となく気が緩んだ雰囲気があります。この間も学生たちがとんでもないことをしていた(ここでは敢えて書きませんが,非常識極まりない行動)のを目撃して,開いた口が塞がりませんでした。普段の生活で,片付けができないとか,ポイ捨てが平気であるという意識しかない人間に,マスクしろだの,手洗いしろだの,消毒しろだの言っても無駄だと思います。この状況を鎮静化させるのは,各自の感染予防への意識に尽きると思います。

 インフルエンザの予防接種は,ここ数年受けていなかったのですが,今年は妻からの勧めと研究室の学生との接触のことを考えて受けることにしました。構造物のメンテナンスでは,早期発見,早期対策が第一で,そのための予防保全は欠かせません。人も同じだと思います。普段からいろいろなことに対して意識することが災いから身を守ることになると思っています。