法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

シエスタ

 以前,“コンクリート崩壊”という書籍にも書きましたが,私の生活はほぼパターン化しています。ここ10年くらいは,朝5時起床,夜23時就寝(多少前後しますが)をほぼ守っています。また,社会人になってからお昼寝を欠かさずしています(新入社員の時は流石にしませんでしたし,出張などで時間が取れない時もしていません)。若い頃は,大体食事をしてから10分~15分程度でした。最初の頃は椅子に座ったまま(リクライニングにはします)寝ていましたが,足が痺れてしまうので,もう一脚足載せ用の椅子を使って寝るようになりました。ダム現場で勤務していた時は,1階が事務所で2階に自分の部屋があったので,昼食後30分ほど横になって昼寝していました。大学に移ってからもこの習慣は変わらず,授業がない時は,11時30分過ぎに食事し12時~13時までほぼ1時間昼寝をしていました。パリでの在外研究の時も“パリでの生活”で書いたように,2脚の椅子を使って30分~1時間程度昼寝をしていました。同室のレバノン人は,気を使ってくれたのか,私が昼寝している間は,1階(私たちの居室が2階)の休憩室(皆でお茶を飲んだり,お菓子を食べたりしている部屋で,最初の頃誘われましたが,全員フランス語での会話だったので,早々に行かなくなりました)で他のメンバーと休憩しているようでした(皆,コーヒー(エスプレッソ?)を飲んだり,チョコを食べたりして雑談しているのが好きみたいでした)。最近は,歳をとったのか昼寝の時間が1時間30分ほどになりました。今は,小金井の場合研究室にあるソファに座り,足置きに足を置いて,夏はタオルケット,寒くなると毛布を掛けて昼寝します。結構眠りが深くて,目が覚めた瞬間,自分がどこにいるのかわからなくなる時があります。暫くして,自分の研究室で寝ていたんだとわかるのですが,以前はこんなことありませんでした。市ヶ谷での昼寝では,ソファがありませんので,かつてしていたように椅子を2脚並べて寝ています。

 下の娘が小学生の時に,夏休みの自由研究でコンクリート供試体(超早強を使って,その場で手練りして,型枠に詰めて強度試験(操作は私がしました)まで行うのを体験させたことがあります。その時,友達数人連れてきていて,研究室でお昼(お弁当)を食べた後,“お父さん,これから昼寝するので,その間出歩かないように”といって,30分ほど昼寝したのですが,後から娘に“お父さんが友達の前で鼾かいて寝ている姿見られたのが恥ずかしかった”と怒られたことがあります。私としては,昼寝しないと午後調子が良くないから仕方ないんだとかなんとかわけのわからない言訳をしたような気がします。今でも娘はことあるごとにあの時恥ずかしかったといいいます。

 研究室の学生は,私の昼寝の邪魔をすると非常に機嫌が悪くなるのを知っているので,最近では私の昼寝が終わってからしか質問や打合せにきません(学生にとってはいい迷惑かもしれません)。

 ちなみに,シエスタは昼寝のことではなくて,スペインでは長い昼の休憩のことを指すそうですが,私の場合は,シエスタ≒昼寝と思っています。