法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

最近の楽しみ

 昨日も書きましたが,今週の土曜日は私の61回目の誕生日です。小学校の頃は,誕生日とクリスマスとお正月が待ち遠しくてしかったのを思い出します。小学校の時は,友達を家に呼んで,自分で食べたいものを母にお願いして作ってもらっていました。その当時,母が作ってくれる一口トンカツ,ポテトサラダとビーフステーキが大好きで,必ずそれを頼んでいたと思います。後,手作りのコーンスープも好きでそれも作ってもらっていたと思います。ケーキは,キクヤという洋菓子店(当時,私の住んでいた田舎では洋菓子専門店は珍しかった)の生クリームのホールのケーキ(当時は,バタークリームが主流で,生クリームのケーキは少なかった)を用意してくれていました。このケーキが食べたくて,誕生日が待ち遠しかったのかもしれません。普段は,ケーキ自体なかなか食べられない時代でした。他に,誕生日での楽しみは友達がくれるプレゼントでした。小学校4年か5年か忘れましたが,それまで各自でプレゼントをくれていたのですが,誰かが皆がお金出し合って,大きいプラモ買ってプレゼントした方がうれしいんじゃないと言い出して,普段買えないようなプラモデルをもらったことがありました(当時のプラモデルの値段が400~500円くらいだったのですが,2000円以上する機関車のプラモデルをもらいしました)。これは,本当にうれしくて確か自分の枕元に置いて寝たのを覚えています。小学生の頃は,お誕生日でプレゼントもらったり,美味しいもの食べたりするだけで幸せな気分でした。

 中学,高校になると,そんなお誕生日会などというものも当然なく,家族で祝うくらいでしたが,母は私が食べたいものを一生懸命作ってくれて,食後にキクヤのケーキが食べられるだけで幸せでした。大学では,誕生日は単なる通過点となってしまいましたが,ケーキを食べる習慣だけは続いていました。社会人になって,結婚して,子供が生まれてからも買う店は違いますが,誕生日には必ずケーキを買って皆で食べることだけはしていました(自分の誕生日に自分でケーキを買って帰るというのも変ですが)。最近では,娘が必ず私の誕生日にはケーキを買ってきてくれます。もちろんホールではなく,色々な種類のケーキを買ってきます。誕生日プレゼントも段々実用的なものになってきて,今年は通勤に使う鞄を買ってくれました(ここ数年は,お財布やキーホルダーでした)。また,ここ数年は私も含め家族の誕生日には,それぞれ自分が食べたいものを言って,外で食事するようになりました。子供が小さかった時は,特別に何か家で作るとかはありませんでしたが,好きなものを妻が作っていたように思います。そういえば,犬の誕生日にも犬用のケーキを買ってきてお祝いをしています。その日は,普段のドッグフードの代わりにちょっと高級な缶詰のドッグフードをあげるようにしています。

 歳をとってくると,何が楽しいのか聞かれても思いつきませんし,何か欲しいものがありますかと聞かれても,大体自分で購入してしまっていて,これといったものもありません。子供の頃のあのワクワク感を味わいたいと思いながらも,最近はなかなかそういうものに出会えません。今日のお昼は少し奮発してお店で売っている寿司やちょっと高いハンバーグを食べるといったことが最近の楽しみなのかもしれません。