法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

ゼミナール

 今年のゼミナールは,コロナ禍の影響で研究室配属もオンラインで行われました。3年生には,今年夏の集中講義のRC構造デイン実習で少しだけ会っただけなので(ただし,半分の学生),例年のように工学実験等でどんな学生がいるのかもわからないままの配属となりました。そして,今週の15日にようやく配属された学生と対面で話すことができました(マスク姿なので,顔はいまいちわかりませんが)。彼らも工学実験1の授業がオンラインになってしまった関係で,初めて小金井にきたことになります。13時に西館の3階のW306教室に集合してもらいました(一人体調不良で欠席)。市ヶ谷地区の午後の授業開始は13時なのですが,小金井地区は13時20分からなので,チャイムの鳴らない中でのスタートとなりました。最初に,自己紹介とも思ったのですが,どうもお互い顔見知りのようなので(3年間一緒に授業受けていても,全く知らないというのも以前にはありました),私の方から研究室の紹介のパワーポイントを見せながら1時間ほど話をしました。ゼミナールでの夏休み前の研究室紹介では,15分程度しか時間がなかったので,私自身の自己紹介など前回の紹介でカットしたところと,昨年度の卒業研究の内容を中心に話をしました。

 研究室紹介の後,TAである大学院生に小金井キャンパス内の案内を頼みました。先ほども書いたように,今年は工学実験1がなく,キャンパス内の案内もしていないので,研究室,実験室,図書館,食堂(市ヶ谷田町は,数年前から食堂自体無くなり,9月からは生協も撤退しています)2箇所(事務棟と東館),生協等の場所と実際にどんな施設があるのか見てもらいました。キャンパス内の案内後は,研究室で待機してもらいながら,一人ずつ面談を行いました。面談には,大学院生と次年度大学院に進学予定の4年生(一人用事で来ていなかったので,2人)も同席してもらいました。3年生には,現在住んでいるところ,小金井までの通学時間,落としている必修科目(これが多いと,次年度も市ヶ谷に行くことが多くなって研究が進まないため),選択科目で足りない単位数,就職か進学か,バイトの有無としている場合どんなバイトで週何回しているのかなどを聞きました。面談した学生は,その時点で全員就職希望だったのですが,希望職種などが凄く曖昧で,何となくという印象を受けました。まだ職種もあいまいな学生何人かには,大学院への進学も考えるようにいいました。ここ数年売り手市場だったので,学生の間にもそんなに考えなくても就職できると思っているような印象も受けたので,次年度以降はコロナの影響もあって厳しくなることもいいました。

 研究室配属になった学生の印象は,全体的にあまり個性が前面に出ていなくて,良い言い方をすれば真面目で大人しいということになるのでしょうが,裏を返せば研究をバリバリやっていくようなバイタリティというか意欲のようなものを感じませんでした。適当に言われたことをやって,単位もらって卒業できればよいかなくらいしか考えていないのかもしれません。私の研究室は,毎年結構尖がったのが何人かいるので,余計にそう思ったのかもしれません。確かに,今年の3年生全体が印象のない学年で,名前や顔が全く頭に浮かんでこない学年です。成績が抜群に良いとか,問題児などがいない学年でもあります。ただし,今回の面談で,一人コンクリートが好きで私の担当している授業は全て履修していますという学生がいて,嬉しく感じました。