法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

研究室の大掃除

 大学の講義は一昨日で終了し,昨日は研究室の大掃除を行いました。大学(研究室)に来たくないという学生を除いて全員が集合し,1年間で溜まった埃などを掃除して,使用した実験機器や自分たちの机回り,研究室の床掃除などを行いました。実験機器などの掃除は,卒業研究や修士研究をサポートしてくれた感謝の気持ちも含まれていると思っています。また,普段机回りを汚くしている学生たちも掃除と整理が少しはできたかなと思っています(すぐに元に戻ってしまうでしょうが)。本来ならば,大掃除の後皆で一年間ご苦労様でしたということで,納会をしているのですが,このコロナ禍でそれも止む無く取りやめとしました。別にいつもいる研究室の学生だけで乾杯して,昼食代わりにピザを食べるくらいなので,20~30分で終わるものなのですが,そんなことしたら危険ですというものがいて(普段の昼食と変わらないのですし,別に強制していないので,いやであれば参加しなければよいのですが),それを無視して行った場合,どこで何を言うかわからないので,中止しました。頑張って掃除してくれた学生たちには大変申し訳なく思っていますが,これも致し方ない措置と思ってもらうしかないと思っています。昨日も書きましたが,自分だけ安全な場所にいて,実際に作業している者たちの差配をするような輩は,誰もついてこないと思いますし,少なくとも私はそういう輩と一緒に仕事をしたいと思いません。

 昨日は,研究室の大掃除とともに,卒論生が私に卒論のドラフトを提出する日でもあります。大掃除が終わると各自提出までの時間,ドラフトの見直しをしたり,プリントアウトしたりしていました。電子ファイルでもらうと,修正もファイル内に打込まなければならないので,私自身大変であることから,重いですが紙媒体で卒論のドラフトはもらうようにしています。年末年始の私の恒例の仕事(いつも冬休みの宿題と言っています)になっています。時間内に何とか全員プリントアウトして(学校に来なかった学生は心優しい他の学生がプリントアウトしてあげていました。来なかった学生はその学生にちゃんと御礼も言っていないみたいですが),院生から私に重たい束が渡されました。今年は,読める内容であればよいのですが,例年読めない内容が結構あって,全面書き直しさせている学生が何人もいます。彼らは,これまで長い文章を書いていないことと,技術論文をほとんど書いたことがないので,最初から出来の良いものが出てくるわけではないのですが,どんな形であれまとめないと始まらないので,一種の通過儀礼として行っています。年明けに各自渡して,審査までの1か月間必死になって彼らは修正することになります。自分も40年前に同じように大変な思いをして卒論を書きあげたのを,学生たちの論文を読みながら思い出すことがよくあります。今から思うとその時は大変だったのですが,それをしたお蔭で今があると思っています。

 プリントアウトした論文の束を抱えながら,院生たちとお疲れ様会をしました。例年思うのですが,院生がいなかったら研究室はとても回らないので,彼女たちには感謝しかありません。年明けから卒論審査,修論審査,進級卒洛の判定までは一年で一番忙しい時期になります。歳とともに年々きつくなってきているので,しっかり休養する予定ですが,次は家の大掃除か待っています。本当,貧乏暇なしです。