法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

委員会活動

 今年度は,コロナ禍の影響で学会活動というか委員会の開催がほとんどリモートになりました。委員会活動自体も昨年前半はコロナ対応でほとんど活動できないというか,とても委員会活動を行っている余裕がありませんでした。リモートでの委員会開催では,委員長のパソコンがいきなりフリーズしたり,画面が真っ黒になってその後ダウンしてしまったりと委員会自体なかなか進行しないということもありました。私自身は,ネット環境の整っている大学からいつも参加しているのでオンラインでのトラブルはほとんどありませんでした。オンライン会議でのトラブルの多くは,画面共有してビデオもオン(いわゆる顔出し)していると止まったり,ダウンしたりしてしまうようです。また,私が出席している委員会や企業との打合せでは,セキュリティーの関係でZOOMではなく他のWebexなどでオンライン会議を行っています。Webexは画面共有というか容量の大きいものへの対応がいまいちで,委員の方が画面共有すると固まってしまったり,ダウンしてしまったりします。こんな調子なので,委員会を開催しても今までの対面での委員会のようにスムーズにいかず,またなかなか議論が噛み合わないことも度々あります。今,多くの人がデュアルディスプレイにして仕事したりしているので,オンラインでも説明画面とビデオ画面を並列(2つの回線)で行えないものかと思ってしまいます(すでにそういうソフトがあって,対応されているところがあるのかもしれませんが,少なくとも私の周りではそのような対応ができるかどうか知りません)。以前にも書きましたが,講義でもずっと説明画面を見ながら話すので,相手の反応を確認しながらというのが非常に難しく,聞いているのかどこかに行ってしまっているのかさえ確認できない状況です。

 対面での委員会を開催していないので,委員会予算があまり消化できていません。学会での委員会の予算の大半は,遠方から来る委員の旅費・宿泊費に充てられているので,それがなくなれば当然ですが予算はほとんど執行されなくなります。その分学会の方もネット環境の強化(大学ではいち早くこれに取り組んでいます)に充当すればよいのですが,上述したような状況です。学会活動は,ほとんどボランティアなのでネット強化も各自ということになるのかもしれませんが,もう少し考えてもらってもよいのではと思っています。私が委員長をしているダム工学の学会誌の編集委員会は,基本的に対面で行っています。ただし,この非常事態宣言下で遠方から東京に来てもらうわけにもいかず,先日開催した委員会は対面・オンラインでの併用で行いました(委員長は当然会議が開催される場所に行きます)。やはり,相手の声が聞きづらい,ハウリングを起こすなどのトラブルがあり,予定の会議時間をオーバーしてしまいました。

 新型コロナが終息した後もオンラインでの対応が増えていくと思いますので,そのためにどのようなことをしていけばよいのか真剣に考える時期ではないかと思っています。ただし,委員会などはやはり対面で行わないとうまくいかないように思います。次の委員会までに前回の宿題を行うというのがこれまであったのですが,オンラインですとどうもそのあたりがルーズになってしまっているように思います。顔突き合わせて白熱した議論をしていかないと,新しいものはなかなか生まれてこないような気がします。