法政大学コンクリート材料研究室

法政大学コンクリートの活動報告

書類作成

 この時期,報告書だの申請書だのといろいろ書類を作成しなければなりません。今週だけでいくつ書類を作成したか覚えていないくらいです。昨日の維持管理工学研究所についても,継続申請して5年経過したので,その実績についての報告書の作成をしました。毎年どんな業務があったか(いわゆる研究概要というか業務実績),いくら外部資金を調達できたか,成果としてどんなところに論文投稿したか,その他関連する成果はなかったか等を整理して作成しました。さらに,自己点検・自己評価まで書かされます。大学の特長なのでしょうか,この自己点検,自己評価というのがいろいろな場面で出てきます。今年度,研究科長なので大学評価委員会の大学評価報告書作成のための中期目標・年度目標の達成状況報告書なるものも作成しています。私は,この手の書類作成が大の苦手です。何を書いたらよいかわからないというか,こんなこと書いてよいのか等自問自答しながら,これまでの報告内容などと見比べながら作成しています。想像力がないのかもしれませんが,この手の書類作成の時は,大体手が止まってしまって,1行書くのに1時間くらいかかることがよくあります。役所仕事が好きな人は,この手の文章を書くのが得意なのかもしれませんが,私のような人間には不向きといえます。実験や解析などから新しい知見を見出すことは結構好きで,その手の報告書や論文書くのは好きなのですが,この歳になると役所仕事のような報告書の作成ばかりやっている感じです。

 この役所仕事の報告書ですが,事務方の人からこれが抜けてるとか,この用語がおかしいだのといろいろ指摘されます。枝葉末節のところばかり指摘されます。一回ならまだしも,それが何回もあるとさすがに堪忍袋の緒が切れて,そんな些細なことくらいそちらで修正しろときつい文章(ほとんどがメールのやりとりなので)を書いてしまいます。こちらがもっと注意して書けばよいのですが,最初から誤字脱字もなく完璧な報告書など作成できるわけがないと思っています(多少,言い訳っぽくなっていますが)。もう一つ,指摘されていることが不明瞭で,こちらで判断して修正しても,それは違いますと突っ返してくるときは,ちゃんと指摘内容を明確にしてもらいたいと書くことがあります。こんなやり取りを続けているので,この時期はかなりストレスが溜まります。憂さ晴らしに一杯というのもこのコロナ禍ではできないものですから,余計にイライラが募ります。

 次年度は,大学関連の大きな役職がないので,4月以降はこのイライラも少しは解消されるのではないかと思っています。年齢とともに純粋に研究に没頭できなくなって,事務仕事ばかり(私は雑用と呼んでいます)が増えるのは,ある程度仕方のないことなのかもしれませんが,こういう時には秘書というか面倒くさい事務処理をしてくれる人が本当に欲しくなります。会社に勤めていた時は,研究室に一人事務処理をしてくれる女性がいました。もちろん,この学科にも事務を担当している人はいますが,仕事が軽減されないばかりか,どんどん仕事を増やされることが度々あります。本当にこの時期は,気が滅入ることばかりです。早く4月になって,気候も心も温かくなる季節が来ないかと日々思っている毎日です。